借金が限界に達した時に考えたこと
親に頼り始めたのは、借金が限界に来た時ではありません。借金を始めて数年経った頃です。本当にお金を食べるものもなく、数千円あれば何とか食べ物を食べることができる状態でした。本当に本当に苦しくて絶望の中にいました。そんな生活が2、3日続きました。たった2、3日だと思うんですけども、数年間底辺の底辺を味わい続けながら、最終的には2、3日ご飯が食べれない。そんな状態になったときに精神が崩壊するかと思いました。
親に頼らないと決めていた理由
なぜそこまで親に頼らなかったのか、私は自分自身が原因でこの借金問題ができたことを理解していましたし、私が起こした問題を家族が知り拭いするのは間違っていると思っていたからです。
私自身、ギャンブルなどをしているときは頭がおかしくなっていますが、普段は落ち着いて物事を考えられると思っています。しかし、ギャンブルになると頭が熱くなり、冷静な判断ができなくなります。お金を借りると言う事は、私がダメな人間であることを親に伝えるのと同じことだと思っていました。私は家族をがっかりさせたくはなかったのです。
なので、本当に苦しい状態に陥っても、なかなか家族に伝える事はできませんでした。しかし、帰省した際などに、少しお小遣いをもらうこともありました。そういったお小遣いは受け取っていましたし、この借金問題が明るみに出ないようなお小遣い程度のお金をもらうことに躊躇はありませんでした。
この差は、自分の中で善と悪があり、借金問題に直結するなと思うお金は、家族から受け取ることはできませんでした。
それでもお願いするしかなかった理由
私はクレジットカードや銀行からの借り入れ以外にも、個人借り入れをしていました。友人や会社の方からお金を借りていました。そうなると個人の方に返済するお金も必要になってきます。
私はどうしてもそれを捻出することができませんでした。友人も生活があるので、あと10,000円返してくれれば当分返さなくても問題ないと言うんですが、その10,000円を捻出することが私にとっては大変難しい問題でした。
肩代わりを頼んだ日の出来事
私は返済のために家族から数万円を借りました。その時はしっかりしなさい!と軽い注意だけで終りました。しかし、私は本当の心の部分をその時、家族に伝える事はできませんでした。
どう話を切り出したのか
私の経験談を他のページで見てくださった方はわかると思うのですが、最初は小額な借金から始まり、最後は数千万円の借金になりました。もう自分では対応することが難しくなり、家族に助けを求めました。
最初は弁護士を使う方向性を伝えましたが、自己破産までは考えていなかったので、任意整理、個人再生を選ぶことを伝えました。
そうすると借金は圧縮されるか利子がカットされるので、弁護士に会う前に比べれば金額は減るのですが、借金自体は残っているので生活は苦しいままになります。そういった状態を家族に初めて伝えました。
親の反応とその場の空気
私は最初の話し合いで本当のことを伝えることができませんでした。借金があることだけを伝えました。しかし借金の総額までは伝えられませんでした。
それは家族がびっくりするんじゃないかなと言う勝手な想像と何か大きな後ろめたさが自分の中にあったからだと思います。なので金額は言わずに弁護士の件と借金があることを伝えました。
その時の借金額は正確な借金額よりも多少少なく家族にはお伝えしたと思います。家族は私の想像よりも落ち着いていて、とりあえず話の内容は理解してくれました。怒ることもなく、感情的になることもなく淡々と話を聞いてくれました。
親に頼ることのメリットとデメリット
親に頼ることのメリットはたくさんあると思います。まず家族が私は1番大切です。その家族に本当のことを伝えられてないと、それが自分を苦しめることにもつながります。
家族に伝え終わった後に何かモヤモヤが少し取れたような気がしました。金額のごまかしはあったものの、少し私の中でお伝えすることができましたし、家族も私の状態を理解してくれたんだと思うと何か安心した気持ちが湧き上がってきたのを覚えています。
また家族に伝えておくことで、私はその時に一人暮らしをしていましたが、結果的に実家に戻ることになりました。その時に借金の問題を知っていると話が早いですし、家族もなるべく私の生活を立て直すための協力をしてくれました。大変感謝しています。
デメリットに関して言えば私はないと言ってもいいかなと思います。家族は仲間ですし、私は足しか引っ張っていませんが、伝えてから私がマイナスだなと思った事は1度もありません。
家族によっては問題が起きたり、家庭崩壊が起きたりする可能性もありますが、少なからず私は家族に全てを伝えることが、全体を良い方向に導くための近道の一つだと思っています。
実際に助かったこと
家族に借金の問題を伝えましたが、実際に助かった事はここでは書き切れないほどあります。精神的な面や、金銭的な面で救われましたし、家族に伝えたことによって、1人で問題解決しているときに比べると、何か浮ついた気持ちになった際に、歯止めが効かなくなることが多少なりともありましたが、それが相談してからはなくなりました。
それは家族に話したことによってのメリットの1つだと思います。私の場合は実家に住むことになりましたが、一人暮らしに比べると家族からの監視もありましたし、時間があるからパチンコ屋に行こうなどとはならなくなりました。そういった一つ一つの行動の改善が自分の生活の改善にもつながっていったと思います。
気まずさやその後の人間関係
周囲の人間の関係性については、他のページで紹介しますが、家族との気まずさについては特に大きな問題はありませんでした。ただ私の方での気まずさはありました。
これは何かと言うと、直接的には家族から何か言われる事はありませんが、借金を家族に残したまま、弁護士に相談を始めたので、辺波弁済と言う個人に対して勝手に返済することができなかったので、個人再生や自己破産が終わるまでは借金の返済をすることはできませんでした。
その間は、何か私の中で申し訳ないという気持ちだけが常に付きまとっていました。
今だから伝えたい感謝の気持ち
何度もお伝えしますが、家族に伝えた事は私の借金生活の中で大きなメリットになりました。家族の大切さを理解することもできましたし、私は借金問題が先行してそればかりが頭の中に残っていましたが、家族はお金以上のものを私に提供してくれましたので、これからの人生は家族のために一生懸命に行きたいと思っています。
私が本当に困ってどうしようもなくなったときに1番寄り添ってくれたのも家族ですし、1番私のことを考えてくれたのも家族でした。なので私も同じスタンスで家族と接していきたいと思います。
「借金」以上に大きな学び
私は、借金をするまではお金があれば幸せは手に入ると思っていました。しかしお金を得ようとすればそれほど幸せから遠ざかっていました。
私の場合だけですが、お金はあるに越したことありませんが、お金を優先するよりももっと人生の中では優先しても良いものもあるのかもしれません。私はそれを家族に教えてもらいました。
家族と過ごす時間は多くは無いけれども、家族と幸せを感じる間はそんなに多くのお金を必要とはしません。私は何を求めていたのかなとその時に振り返ることができました。
親との関係が変わった瞬間
上記でも記載しましたが、私は家族にとても感謝しています。しかし文章ではこういったものの何か大きな取り組みややりとりが家族間であったわけではありません。
借金前はあまり仲良くなく、借金後が仲良くなったわけでもありません。借金問題が発生しても、しなくても何も変わりませんでした。
家族がこのページを見る事はないと思いますが、私はリビングで同じテレビを見ている、同じ食事をしている、これだけで幸せを今は感じられるようになりました。小さな幸せを感じることが、私にとっての幸せや充実感につながりました。