弁護士・司法書士の選び方

──すべての債務整理を経験したからこそ、伝えられることがあります──

自分の経験をもとに、リアルな選び方をお伝えします。

このページでは、任意整理・個人再生・自己破産すべてを経験した私が、
弁護士・司法書士選びで実際にやったこと・感じたことを本音でまとめました。

相談する前に感じていた不安

弁護士や司法書士を選ぶとき、私が最も重視したのは「成功率」と「専門性」でした。依頼するからには、必ず手続きを成功させたい。そのためには、債務整理に強い専門の事務所を選ぶことが重要だと考えました。

最初は知識もなく、「どこに頼めばいいのか」「誰が信頼できるのか」まったく分からない状態でしたが、調べていく中で、弁護士にも得意分野があることを知りました。例えば、交通事故に強い事務所、離婚問題を専門にしている事務所など、分野によって対応力が違うのです。私は借金問題がテーマだったので、債務整理に特化した法律事務所を、全国規模で徹底的に探しました。

その際、口コミや実績は特に重視しました。費用は決して安くありませんが、私の場合、借金の元金が大きかったので、利息がカットされることや元金の圧縮による経済的メリットを考えると、成功すれば結果的にプラスになると確信していました。

もう一つ大切にしたのが「人柄や対応の良さ」です。借金というデリケートな話を打ち明けるだけでも精神的に負担が大きいのに、冷たい対応をされるとさらに不安になります。だからこそ、話しやすく、フレンドリーに接してくれる事務所を選ぶようにしました。実際、無料相談の段階で親身に対応してくれたことが、最終的にその事務所に決める決め手にもなりました。

まとめると、私が重視したポイントは「債務整理の専門性」「実績と口コミ」「対応の丁寧さ」の3つです。安心して任せられる相手を選ぶことが、後悔しない第一歩だと思います。

弁護士・司法書士の選び方

私は相談する前、「本当にしっかりやってもらえるのか?」という不安が大きく、頭の中はそのことばかりでした。弁護士費用がかかることは事前に知っていましたが、それ以上に「この現状をなんとかしたい」という思いの方が強く、その気持ちのまま動いていました。

とはいえ、相談してしまえばもう後戻りできないのではないか、契約しなければならない空気になるのではないかという不安もありました。弁護士は頭の良い人ばかりというイメージがあり、「うまく言いくるめられたり、騙されたりしないかな…」と疑心暗鬼になっていたのも正直なところです。

当時の私は債務整理についての知識がほとんどなく、「債務整理を依頼すれば、あのしつこい返済の連絡が本当に止まるのか?」という疑問も持っていました。毎日のように鳴る催促の電話は本当に怖く、それがなくなるだけでもどれだけ楽になるだろう…と思っていたのを覚えています。

結果的に言えば、弁護士に依頼した後は、消費者金融からの連絡は一度もありませんでした。あの震えるような日々からは完全に解放され、ようやく呼吸ができるようになった気がしました。

最初に訪れた弁護士事務所では、個室に通され、しっかりとした椅子に腰かけた瞬間、強い緊張を感じました。「ここまで来たんだ」と実感しながらも、やっぱり心のどこかで「できるだけ誰にも知られたくない」「家族や周りに迷惑をかけたくない」という気持ちがずっとありました。

不安と期待が入り混じった、忘れられない瞬間だったと思います。

実際にお願いして良かったこと/後悔したこと

まず大前提として、借金を抱えていた頃は「良かったこと」なんて一つもなかったように思います。誰かに親切にされても、返せるものがない自分に虚しさを感じ、楽しい時間も常に頭の片隅に借金のことが浮かび、本当の意味で心から楽しむことができませんでした。

すみません、話を戻します。私が弁護士にお願いして「良かった」と思ったのは、まず借金問題を明確化し、具体的に問題解決の道筋を示してもらえたことです。これは本当に大きなメリットです。

たとえば、あなたは「元金がいくらあるのか」には答えられるかもしれません。でも、その元金にどれだけ利息がつき、最終的に何年かけて返済しないといけないのか、正確に答えられるでしょうか? たぶん難しいと思います。なぜなら、借金の現実を直視するのが辛すぎて、考えること自体を避けてしまうからです。

さらに消費者金融の仕組みは複雑で、複利や広告表記もわかりにくく、混乱しやすい構造になっています。弁護士に依頼することで、そういった“見えない部分”までクリアになり、自分の状況を正確に把握できたのが、私にとって最初のメリットでした。

そして何より、債務整理に関する書類作成や裁判所とのやり取り、資料の収集など、専門的なことをすべて自分一人でこなすのは不可能に近いです。もちろん、家計簿の提出や書類の準備は必要になりますが、「それだけやれば良い」という状況にしてくれたのは、精神的にかなり助かりました。

当時の私は、正直もう何もやる気が出ない状態でした。それでも弁護士が提示してくれたステップは、自分にもこなせる内容だったからこそ、なんとか進むことができたのだと思います。

一方で、後悔している点もあります。それは、「弁護士費用の大きさ」と「手続きの選択を誤ったこと」です。私は任意整理・個人再生・自己破産の3つをすべて経験していますが、今思えば、最初から個人再生や自己破産を選んでいても良かったかもしれません。

当時は、弁護士に「まずは任意整理で」と勧められました。費用が最も安く済む方法だったので、当然のようにそれを選びました。でも、結局は月6万円の返済が続かず、後になって再手続きが必要になりました。

弁護士費用についても、私はその時点であまり深く考えずに「きっと何とかなる」と思っていたのですが、支払いが厳しいことを伝えることもなく、流されるままに話が進んでいったのは反省点です。結果として、私はトータルで約100万円近くの弁護士費用を支払いました。

月4万円を積み立て続け、2〜3年という期間がかかりましたが、その間はほとんど進展がなく、精神的にも非常に辛い時期でした。もし一括で支払える経済力があれば、ここまで長引くこともなかったと思います。

金がないから相談するのに、相談するためには数十万円が必要というのは、正直言って理不尽です。でも、その現実を受け入れるしかありません。それでも、前に進むためには避けて通れない道だった──そう今では受け止めています。

これから相談する人へのアドバイス

上記でも触れましたが、私の場合は「今すぐこの現状を変えなければ」という焦りが強く、弁護士の言うことをそのまま信じてしまっていました。その場で「これが正しい判断なんだ」と思い込み、自分で判断する余裕がありませんでした。

でも今振り返れば、分からないことが多かった中で、本当にそれが最善だったのかどうかを冷静に考える時間が必要だったと思います。もちろん、初めから全てを理解できる人なんていません。だからこそ、ひとつひとつ納得してから進めることが大事です。

私はネットで何件も弁護士事務所を調べましたが、実際に訪問したのは1件だけです。もっと複数の事務所に行って話を聞いた上で判断していれば、違った選択ができたかもしれません。なので、ひとつの事務所だけで決めずに、いったん持ち帰ってじっくり考えるのも立派な選択です。

時間はかかるかもしれませんが、複数の弁護士事務所を訪問し、雰囲気や料金体系、対応の丁寧さなどを比較することを強くおすすめします。合う・合わないは実際に行ってみないとわからないものです。

また、料金に関しては「ホームページの金額=すべて」だと思わない方がいいです。たとえば、任意整理の1社あたり50,000円と書いてあっても、実際にはそこに消費税が加算され、55,000円になります。これが2社だと110,000円。金額の感覚としては1万円の差が出ます。

このような「小さなズレ」が積み重なると、後から精神的なモヤモヤや不安につながります。最初に「どこまでが費用に含まれていて、どこからが追加なのか」をしっかり確認しておくことで、後悔のない選択ができると思います。