借金のことを隠していた頃の関係
外から見れば、普通の何も問題がない人に見えていたかもしれません。普通に仕事をして、普通に帰ってきて、休みの日にはよくあるデートをしていました。
彼女に言えなかった理由
付き合っていた頃から借金生活は始まっていましたが、最初の頃はまだ金額がそんなに大きくなくて、どうにかなると思っていました。また、彼女に借金があるということを伝えると嫌われると思っていて、なかなか言い出すことができませんでした。
日常生活に影響していたこと
デートに行くと、私は性格的にご飯やデート代をおごることがほとんどだったのですが、例えばショッピングモールひとつにしろ、映画ひとつにしろ、全財産が10,000円もない時も頻繁にあったので、それを隠しながらのデートは、精神的にも結構つらかったような記憶があります。彼女が欲しがるものや、彼女が求めている飲食店に連れて行ってあげることが当たり前にはできなかったので、今振り返れば、もっと彼女の望むことをしてあげることができればよかったなと思います。
彼女に打ち明けたときのこと
彼女に伝えたのは、自己破産の開始が始まる前のことです。ちょうど付き合って5年頃だったと思います。彼女が結婚の話題を頻繁に出すようになってきました。彼女の年齢も、男性の私からしても結婚したいような年齢でしたし、周囲の友人も結婚が当たり前になってきたので、たぶんSNSなどを見て気持ち的にも焦っていたのかもしれません。
どうやって伝えたか
彼女と自宅で過ごしているときに、「話がある」と言って借金の話をしました。彼女は黙って話を聞いていました。金額が約1,500万円ほどだったので、20代からすると理解できるはずのない金額に驚いていました。メールなどで伝えることはせず、長い年月を私に使ってくれたので、もしこれで別れることになったとしても、悔いのないように直接気持ちを伝えました。
伝えたときの彼女の反応
彼女は「一緒に協力していこう」という姿勢を示してくれました。その時は本当に嬉しかったですし、私も気持ちを入れ替えて、一生懸命生活をしていこうと思いました。
支えてくれた彼女の存在
借金生活を過ごしながら、やっぱり一人でいる時間はストレスを感じやすく、借金のことばかりを考えてしまうので、彼女と過ごす時間は少し気持ちが和らぐ、私にとっては必要な時間だったと思います。
言葉や行動に救われた瞬間
借金のことを伝えるまでは、基本的にはデート代はすべて私が支払っていましたが、借金のことを伝えてからは、彼女がお金を出してくれる時もありました。スーパーに行って食材を買ってきてくれたり、「別に高価な料理を食べる必要はない」「たまにの外食でもいいのではないか」という提案もありました。
関係に変化はあったか
結論から言うと、彼女とは少ししてから別れることになりました。別に彼女が悪いわけではありません。きっと、将来を考えることが難しくなったのだと思います。私は常に復活を考えていましたが、すべてを把握しきれない彼女にとっては、借金額だけが頭に残り、不安要素もたくさんあったと思います。そうなると、結婚後のビジョンが見えなくなり、不安な気持ちが大きくなっていたのだと思います。
別れれば個人的には支出の割合は低くなります。しかし、一緒に考えてくれたり、助けてくれたりする人はなかなかいません。家族は深い絆で結ばれているのでそばにいてくれますが、血縁のない方でそばにいてくれる人は大変貴重です。目先のお金にとらわれず、借金問題が解決した後のことも踏まえて行動したほうがいいと私は思いました。
今だから言える本音
私は、人との付き合いにはお金以上の価値があると思っていますが、お金で関係が終わってしまうこともあると思います。それは私自身が招いたことではありますが、借金で彼女を失ってしまう悲しみを、皆さんには味わってほしくありません。
約5年ほど付き合っていたので、別れたときに吉野家で牛丼を食べながら泣いていた記憶が今も残っています。
彼女に感謝していること
少しの時間でしたが、家族同様に借金の話ができて、今までの隠しながらのデートに比べて、より深い関係になれたのではないかと私は思っていました。またその後のケアや相談にも乗ってくれていたので、私にとっては本当にありがたい存在で、感謝してもしきれません。
同じ悩みを抱える人へ伝えたいこと
借金を抱えている方で、彼女や奥さんがいる方もいらっしゃると思いますが、借金の問題を打ち明けるのは、とてつもなく勇気が要る行動です。それが原因で別れることになれば、精神的にも不安定になり、悪循環に陥ってしまうかもしれません。
だからこそ、しっかりと今後についての対策を相手に伝えてください。ただでさえ、相手は不安だと思います。その不安を1つでも払拭できるような伝え方をすることをおすすめします。自分がどれだけ愛していても、お金の問題で人間関係は崩れてしまうことがあります。相手の立場に立って、大切な人を失わないような立ち回りをしていただければと、心から願っています。